赤い糸を綱渡りするような恋をくれ
微かに触れた指先が、優しさに濡れたの
囚われているのはどっちだった?(ああ、くそ、囚われているのは俺だった)
レースのカーテンから透ける真実
肌触りがわからなくとも、愛と言うものは成立するのか

過ぎたる感情の正しい葬り方、知りませんか
ナイフを滑り落ちる吐息を止めて
唇に触れることは遂になかったさようなら
嘯く蜩
その綺麗事は噛み千切るにはあまりに美しすぎるので

人肌、侘助、お前の熱
ふたり暮しでもはじめましょうか
曰く、愛を知らない獣のような
もう一度泣いてはくれないか、僕の為に
食卓は白、向き合う二人は朝