シトラスグリーンはあまくない
Calling your number.
墜落を待つだけとなった飛行船から、きみに告ぐ
ふたりだけの国境
君はその手で虹を掻き消す
愈々嫌いになれたかと問われれば、なれるわけがなかったなんて今更ながら思い知る次第でして
哀しくないことがむしろ不思議だった

ジーザス、せめて夢の中くらいでは微笑まないでおくれよ
不器用なきみの壊し方
泣いてほしかった、ただそれだけだった
青醒める熱
微睡みと眠りの狭間に魔女がいた
なれば、今からおまえの化けの皮を剥いで、甘ったるいキスをくれてやる
そうだな、ひとつ、やさしい嘘を教えてやろう