朝、あたたかい紅茶と一緒に角砂糖がふたつ添えてあるしあわせを
サイレンス・メロウ
どうしたっておまえの眼差しには弱い(わかってやってるおまえは狡い)
触れない口封じ
不確かなばかりを並べた食卓

マグカップの距離が語るふたりの関係について
春風と渡り鳥
いっそ触れ合った手と手が溶け合って、ひとつの個体になれたらいい
深夜、ぼくを迎える窓の明かり


大嫌いだった冬が、今はこんなにもあたたかい
切った髪には気付かないくせに
ふたりの夜はいつでもひとつ


ことばなんてなくてもいい
あなたがくれるこぼれるほどの愛と、小さな孤独を抱き締めて


明日、何食べようか