せめて、綺麗な鳥籠に飾ってあげる
いっそこのまま気付いてくれなくてもいいと、たまに思う
傷付きやすいひと
ぼくがひとり心中を企てる夜のこと
仄青く潰えてゆく永久に

まっかなお花畑をきみにも見せてあげる
花と夜の匂い
どうか、あなたが救われてしまいませんように
ぼくらのインスタント・ワールド
僕のほしかった運命は因果の海で溺れてる

いつかはぼくの右手が同じようにきみを殺すんだろう
あいにいきます
それでも変わらず、ぼくは此処で息をしている
佐保の孕む魔魅
あなたのやさしさがこわかった


ああやっぱりぼくはひとよりほんのすこし独占欲がつよいらしい