きみしかいない世界
きみがいない世界
美しいまま死んだあの子


きみのしあわせがぜんぶ摘み取られる夢をみた
夜のあわいでお待ちしています
杜若の慕情
両の脚が朽ちるほど、ふたりでずっと踊っていたいの
教えてあげる、きみだけに

おまえのやさしさごと喰らいたい
散らない花の下で白いシーツに包まれて
わかりあえないって、かなしいね
櫻と霙
結び目のない愛をくれたきみに

あなたのティーカップに溶ける角砂糖になりたい
あの子になりたかった、あの子になりたかった