星屑からこぼれ落ちたみどり
おまえにだけやさしくない世界でいきづいている
蛇使い座の涙
あなたが残した空洞が、今の私にはちょうどいい
夜と抱擁
桜の塩漬けみたいな味がする
背中の骨はかつてぼくらが魚だった頃の名残り
何処を目指しているのかも忘れても歩き続ける旅人の愚かさを祝して
樹海の真ん中で、ワルツを踊れ
瓶詰めされた海に眠る
骨壺の香
だって、これは報われないハッピーエンド


たくさんの美しい夢を見てください、たくさんの恋人と睦み合って、たくさんの夜を重ねてください、孤独な夜は月を見上げて、そっとドビュッシーを口ずさんで、静かに眠ってください、どうか私を忘れられるように