八月の終わり、空白ひとつ
出口のない透明な檻にいつしか囚われていた
星の虚像とステレオダンサー
きみとぼくの人差し指の静脈をこっそり繋いで
有り触れたひとりぼっちと箒星の夢

君の隣じゃ生きられない、そんな僕を許してくれますか
月の裏側をお見せしましょう(あなたにだけ、こっそりとね)
共鳴
熱帯魚の吐息と、夕日に浸る海の底
星を食んでは熱くて吐き出すあなたの愚行

錯乱とふたりで踊るハイウェイ・ダンス
三日月の前触れに吐息
宇宙の果てには、きみと手を繋いでいきたい
ひとりは怖くなかったし、嫌いじゃなかった。むしろ、かかった。
出会った時の青に散骨

死にえたばかりの夏を大切に抱いて
深海魚のナイトパレード
ハッピーエンドの終わりを探してた
違う、縋ったのはぼくだった
を切るとなんだか寂しくなる病気