君は生まれつき世界が美しく見える病を患っている
死に急ぐばかりの少女の走り幅跳び
俺だってお前など愛したくはなかった
反吐が出るほど甘い嘘をあげる
虫酸が走るほど美しい恋をくれ

ひとりぼっちじゃ死ぬことも出来ないくせに
ふたりの夜半を数えて、星を一つずつ潰して(真っ暗な世界で君がぐっすり眠れるように)
君がいなくなっても、僕は泣かないけど
耽溺死
美しくもない綺麗事ばかりが詰まったこの世界の末端で

ブルームーン・ブルー
わたしに明けない夜をください