所詮、この世界も金魚鉢
みだりにやさしさをばらまいても、君の望んだものはてにはいらないよ
彼女は天使だった、酷い天使だった
夜の途中で喘いでる

別れたふたりの恋は、何処にいってしまったの
宇宙に焦がれる自殺願望
私たちはまだ何も知らなかった
ほんとうは知っていた、君がちっとも幸せなんかじゃないってことも

呼吸、白昼夢、カーテン揺れる
誰かの為に死ねはしないが、もし僕が命を懸けるならそれはきっと
十六才だった、あの日
もう思い出せないほどのブルーに染まる

白いお皿に鱗粉塗してめしあがれ
ただ信じることだけが正しいわけじゃなかった恋に
終わった世界のそのあとに
触れたらきっと壊してしまう、それでも触れてと君は云う